イントロダクション

東日本大震災(2011年3月11日)の時、横浜で外壁がドスン、バラバラと落ちて来たときに、すんでのところで通行人が逃げた映像がありました。私も怖い思いをした記憶があります。

 

全く話は違いますが、この「ドスン、バラバラ」でなんだか様子がわかりますね。まず、大きな外壁が落ちてきて、破片が降ってきた様子が見えるようです。

こういった擬音語、擬態語を「オノマトペ」といいます。フランス語の「onomatopee」(擬声語)が元になっています。まだ、それほど日本では馴染んでいない言葉ですが、方方で耳にするようになりました。

擬音語:コケッコッコー、ワンワン、ドンドンなど。

擬態語:ニヤニヤ、デレデレなど。

そんなコタあ百も承知デイ!早く勉強しろい!という方のために

閑話休題、閑話休題。

平成24年度 第38問

【問 38】
鉄筋コンクリート造のマンションの建物外壁の補修工法に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

1、樹脂注入工法(注入工法)とは、ひび割れ部分の挙動が小さい場合に、ひび割れ部分にエポキシ樹脂等を注入する工法である。

 

2、Uカットシール材充填工法とは、ひび割れ部分の挙動が大きい場合に、ひび割れ部分をU字型にカットして、その部分にシーリング材等を充填する工法である。

 

3、注入口付アンカーピンニングエポキシ樹脂注入工法とは、タイルやモルタル等の仕上げ層の浮き部分に、注入口付アンカーピンによりエポキシ樹脂を注入する工法である。

 

4,外壁複合改修心構工法(ピンネット工法)とは、タイルやモルタル等の仕上げ層を張り替えた後、樹脂製のネットや金属製のアンカーピンを用いる工法である。

 

ーマンション管理センター 過去問よりー

解答

誤った解説を探す問題。を探す。これも得点しないと行けない問題です。

1 樹脂注入工法(注入工法)とは、ひび割れ部分の挙動が小さい場合に、ひび割れ部分にエポキシ樹脂等を注入する工法である。 書いてあるとおりです。

 

 

2 Uカットシール材充填工法とは、ひび割れ部分の挙動が大きい場合に、ひび割れ部分をU字型にカットして、その部分にシーリング材等を充填する工法である。右図のごとし。

ひび割れの挙動が大きい場合、小さい場合を頭に入れておいてください。ひび割れが動くような場合を挙動が大きいといいます。

注入口付アンカーピンニングエポキシ樹脂注入工法とは、タイルやモルタル等の仕上げ層の浮き部分に、注入口付アンカーピンによりエポキシ樹脂を注入する工法である。

注入口付きアンカーピン

説明の通り。

 

 

 

4 外壁複合改修構工法(ピンネット工法)とは、タイルやモルタル等の仕上げ層を張り替えた後、樹脂製のネットや金属製のアンカーピンを用いる工法である。

ピンネット工法とは外壁(タイル)の落下を防ぐため、ピンで止めてネットで補強する方法。仕上げ層の張替えではなく、補強する工法です。説明とは違います。

答えは4です。

 

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