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イントロダクション
どんなに勉強し、勤勉であっても上手くいかないこともある。これは機がまだ熟していないからであるから、ますます自らを鼓舞して、耐えなければならない。
(一所懸命に勉強して、勤勉に努力しているのに結果がついてこないことがある。それは、まだ機が熟していないからなのです。いずれ機会は巡ってくると信じてさらなる勉強と努力をして機の熟するまで耐えしのぶことが必要)
と言った偉人がいました。
この人は江戸時代、天保11年生まれ。昭和6年まで生きました。
第一国立銀行、理化学研究所、東京証券取引所を設立。また多くの学校を設立して、日本資本主義の父と呼ばれています。
そして、2024年度から1万円札の顔になる人の言葉です。
その方は 渋沢栄一 さん です。
平成24年度 第34問
【問 34】
管理組合及び管理組合法人の諸税に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。ただし、「収益事業」ちは法人税法第2条13号及び同施行令第5条第1項に規定されている事業を継続して事業場を設けて行うものをいう。
1、収益事業を行っている管理組合においては、法人税申告のためには区分経理を行う必要があるため、収益事業と収益事業以外の事業とに共通する費用又は損失の額は、継続的に、合理的な基準により収益事業と収益事業以外の事業とに配賦し、これに基づき経理することとされている。
2、収益事業を行っていない管理組合及び管理組合法人においては、法人税の申告義務はないが、法人住民税(都道府県民税と市町村民税)の均等割額は収益事業を行っていない場合でも課税される。
3、収益事業を行っている管理組合及び管理組合法人においては、収益事業から得た所得が1,000万円を超えていない場合は課税事業者に該当しないので、法人税の申告義務はない。
4、区分所有者の駐車場使用希望者がいないため、マンション内の駐車場の一部を空き駐車場の状態にしておく予定でいた管理組合においては、近隣で道路工事を行っている土木業者からの申し出に応じ、工事期間(2周間)に限定して駐車場を賃貸した場合でも、当該管理組合が行う駐車場使用の全体が収益事業に該当する。
ーマンション管理センター 過去問よりー
解答
法人税法2条13項 :収益事業 販売業、製造業その他の政令で定める事業で、継続して事業場を設けて行われるものをいう。
法人税法施行令第5条1項に細かい分類分けがしてある。
諸税に関する次の記述のうち、正しいものはどれか?・・・・と正しいもの○を探す。
1、 収益事業を行っている管理組合においては、法人税申告のためには区分経理を行う必要があるため、収益事業と収益事業以外の事業とに共通する費用又は損失の額は、継続的に、合理的な基準により収益事業と収益事業以外の事業とに配賦し、これに基づき経理することとされている。
区分経理とは:①公益目的事業会計、②収益事業等会計、③法人会計の3つの会計に区分経理する。
これは正しい。○。
2 、収益事業を行っていない管理組合及び管理組合法人においては、法人税の申告義務はないが、法人住民税(都道府県民税と市町村民税)の均等割額は収益事業を行っていない場合でも課税される。
「収益事業を行っていない管理組合及び管理組合法人においては、法人税の申告義務はない」という部分までは○。
これも正しい。と思いますが、「均等割は課税されるが、法人割は非
完全には理解しきれていませんが、選択肢1は明らかに○なので、1、と2、で迷った場合には1、を選びます。
3、 収益事業を行っている管理組合及び管理組合法人においては、収益事業から得た所得が 1,000万円を超えていない場合は課税事業者に該当しないので、法人税の申告義務はない。
管理組合法人で、収益事業を行っている場合、全て法人税の申告義務があります。所得が1,000万円うを超えないときは申告義務がないなどという決まりはない。
この選択肢は✖。
4、 区分所有者の駐車場使用希望者がいないため、マンション内の駐車場の一部を空き駐車場の状態にしておく予定でいた管理組合においては、近隣で道路工事を行っている土木業者からの申し出に応じ、工事期間(2週間)に限定して駐車場を賃貸した場合でも、当該管理組合が行う駐車場使用の全体が収益事業に該当する。
「近隣で道路工事を行っている土木業者からの申し出に応じ、工事期間(2週間)に限定して駐車場を賃貸した」場合、国土交通省の見解で、区分所有者に対する駐車場使用に付随して行われる行為であるとのことです。
この選択肢は✖です。
この問題の解答は 1 です。
実はこの問題に1。○、2、○。3、✖。4、○。と考えてしまい。答え3としてしまったのです。回答を見て納得行かず、調べてみました。いろんな方の回答を見て、ずっと優秀な方々が2、4が✖であると説明していました。
よく考えてみれば、正しいもの○を探す。問題でした。基本を間違えて 3と回答した自分を反省しました。1の選択肢の○は完全ですから、1にマークを入れることができたかも。
慎重に回答しましょう。