アガサ・クリスティーは1890年生まれの作家です。1920年「スタイルズ荘の怪事件」1926年「アクロイド殺し」で売れっ子になった。エルキュール・ポアロ、ミス・マープルをこの世に送り出した方です。

わたしもハヤカワ・ミステリーで出版されている文庫は全部購入して読みました。時代を忘れて読めるのだからすごいですね。

それよりも前にアーサー・コナン・ドイル(1859年生まれ)が今でも世界中で活躍しているシャーロック・ホームズを生み出しています。こちらも河出書房新社の文庫版の全集を集めて読み返しました。こちらもストーリーが斬新で、キャラクター設定が素晴らしい。

近年、日本にも多くの推理作家の方々がいらっしゃるが、この二人に到達できる方は・・・・。横溝正史の金田一耕助、江戸川乱歩の明智小五郎などが有名ですが、最近はそこまでも到達していないような気がします。

忘れてはいけないエドガー・アラン・ポー(1809年生まれ)もいました。デュパンという探偵が登場します。

みんなもう100年から200年前の方々です。

文学は素晴らしいですね。

「どんな女性にとっても最良の夫というものは、考古学者に決まっています。妻が年をとればとるほど、夫が興味を持ってくれるでしょう。」という言葉を残しています。誠にウイットに富んだ言葉ですね。

令和 1年度 第 37問

〔問 37〕 鉄筋コンクリート造のマンションの外壁に生じた劣化や不具合の現象とその原因に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

 

1 ポップアウトは、アルカリ骨材反応が原因の一つと考えられる。

 

2 さび汚れは、コンクリートの中性化が原因の一つと考えられる。

 

3 白華(エフロレッセンス)は、紫外線が原因の一つと考えられる。

 

4 ひび割れは、コールドジョイントが原因の一つと考えられる。

 

ーマンション管理士協会過去問ー

解答

適切でないものはどれか。 を探します。

1 ポップアウトは、アルカリ骨材反応が原因の一つと考えられる。

ポップアウト:コンクリート内部の異常な圧力により表面の一部がはがれてくることをいう。凍結、化学変化、錆びなどの要因が考えられる。化学変化は骨材の経年変化によるものであるが、アルカリ成分との反応(アルカリ骨材反応)、酸化、硫化などが代表例である。

 です。

 

 

 

2 さび汚れは、コンクリートの中性化が原因の一つと考えられる。

コンクリートはサビの発生を抑える目的で、アルカリ性であることが求められます。 コンクリートをpH12以上という高いアルカリ状態に保ち、 鉄筋に不導体被膜という薄い酸化化合物の皮膜を 形成して保護するのです。

それが、中性化してしまうことにより、鉄が酸化してサビが出てくることになります。さび汚れとして表面に出てきたら、かなり劣化が進行しています。早めの手を打たないと大変なことになりますね。

 です。

 

 

 

3 白華(エフロレッセンス)は、紫外線が原因の一つと考えられる。

白華(エフロレッセンス)とは:コンクリート内に浸入した雨水などの水分が、内部の可溶性物質と反応・結合し、水分の蒸発やひび割れを通じて析出する現象のこと。

エフロレッセンスは直接紫外線によるものではなく、内部の化学反応で滲み出すものです。

よって、 ✖ です。

 

 

 

4 ひび割れは、コールドジョイントが原因の一つと考えられる。

コールドジョイントとは:まえに打設したコンクリートとあとから打設したコンクリートがうまく一体化しないで境目ができてしまう状態を言います。

打ち重ね:先に打ったコンクリートが硬化しないうちに新しいコンクリートを打ち重ねる方法。

打ち継ぎ:先に打ったコンクリートが硬化してから新しくコンクリートを打ち継ぐ方法。(計画的に施工されている)

打ち継ぎでできた境目はコールドジョイントとは言わない。なぜなら、境目ができることは想定済み、計画的な施工だからです。

打ち重ねをして誤ってできてしまった部位がコールドジョイントです。

外観でひび割れが見られる場合はコールドジョイントと言えるでしょう。 これは ◯ 

 

 

この問題の答えは  3  です。

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