世の人はわれをなんとも言わば言えわが成すことはわれのみぞ知る。

人(他人)の言うことは実に気になる。

他人の誰もが影で自分の悪口を言ったり、自分を蔑んでいるのだと知ったりして、悔しくてたまらない思いを生きている限り何度もします。実は誰だって百人中百人に好かれたり高い評価を受けるものではありません。

好きなタレントのベストワンは嫌いなタレントのナンバーワンだったりしますよね。

他人の評価が気になって、言いたいことも言えない。

そんなときこの言葉を思い出します。

こんなおおらかな言葉を吐いたのは かの 坂本龍馬 です。

誰がなんと言おうと、今、努力している自分を評価してやってくださいね。

そんなわけで、さあ勉強しましょう。


 

平成30年度 第38問

〔問 38〕 長期修繕計画の作成・見直し及び修繕設計に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

 

1 新築時の長期修繕計画において、建具の取替え工事が推定修繕工事項目に設定されていなかったが、計画を見直す際に項目の設定の要否を確認した。

 

2 長期修繕計画の作成・見直しに当たって、計画期間内における推定修繕工事費の総額を削減するために、推定修繕工事の時期を計画期間内で分散させた。

 

3 大規模修繕工事の修繕設計の内容を踏まえて、工事の実施前に長期修繕計画を見直すこととした。

 

4 修繕設計において、外壁補修など、設計段階では施工すべき数量が確定できず、工事が始まってから数量を確定させる工事項目について、調査や経験に基づいて数量を仮定した。

 

ーマンション管理協会 過去問よりー

解答

適切でないものはどれか。✖を探す問題です。

1 新築時の長期修繕計画において、建具の取替え工事が推定修繕工事項目に設定されていなかったが、計画を見直す際に項目の設定の要否を確認した。

当然  ですね。

当然なんて言うのは不親切すぎるので、国土交通省の「長期修繕計画作成ガイドライン・同コメント」に書いてあるので一度通読しておいてください。(左記文中の長期修繕計画作成ガイドライン・同コメントの部分をクリックしていただくと内容確認できます。)

 

2 長期修繕計画の作成・見直しに当たって、計画期間内における推定修繕工事費の総額を削減するために、推定修繕工事の時期を計画期間内で分散させた。

修繕工事の時期を計画期間内で分散させたとしても、一回づつの支払いは少なくなりますが、総額は却って多くなってしまうことになります。うまく集約させて計画するのが良いのですね。

これは いけません  。

3 大規模修繕工事の修繕設計の内容を踏まえて、工事の実施前に長期修繕計画を見直すこととした。

当然、 ですね。

これも長期修繕計画作成ガイドライン・同コメントを読んでくだされば「当然」が理解してもらえると思います。

 

4 修繕設計において、外壁補修など、設計段階では施工すべき数量が確定できず、工事が始まってから数量を確定させる工事項目について、調査や経験に基づいて数量を仮定した。

実費精算方式と言って、外壁のひび割れや鉄骨劣化など劣化して補修すべき部位の数量が確定していないものは工事が始まってから数量を確定させる工事項目について、調査や経験に基づいて数量を仮定することができる。  これは です。

 

この問題の答えは  2  ですね。

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